機能要件とは?非機能要件との違いと書き方を解説
機能要件とは、システムやアプリが実現すべき具体的な機能、つまり「何をするか」を定義した要件のことです。ユーザー登録、検索、通知送信のように、ボタンを押したときやデータを入力したときにシステムが行う動作を指します。
非機能要件との対比
機能要件が「何をするか」を扱うのに対し、非機能要件は「どう振る舞うか」を扱います。たとえば「勤怠を打刻できる」は機能要件、「打刻結果は1秒以内に画面へ反映される」は非機能要件です。両方をセットで定義しないと、動くだけで実用に耐えないシステムになりがちです。
具体例で考える
記録系の業務であれば「日報を登録できる」「過去の日報を条件検索できる」、ワークフロー系であれば「申請を承認・差し戻しできる」「承認結果を申請者に通知する」のように、業務の操作単位で洗い出すと漏れが減ります。
要件整理シートでの書き方
機能要件は一覧で羅列するだけでなく、誰が・どの画面から・どのデータに対して行う操作かをセットで書くと、後工程の画面設計や実装の判断がしやすくなります。
よくある質問
機能要件はどこまで細かく書くべき?
初期の要件整理では、画面や機能の単位(例: 一覧表示、登録、編集、削除、検索)まで分解すれば十分です。入力項目やバリデーションの詳細は、要件が固まったあとの詳細設計で詰めます。
機能要件と非機能要件、どちらを先に決める?
一般的には機能要件を先に洗い出し、その機能を成立させるために必要な性能や可用性の水準として非機能要件を後から検討します。ただし性能要件が機能の実現方式に影響する場合は、並行して確認するのが安全です。