ステークホルダーとは?要件定義での洗い出し方を解説
ステークホルダーとは、開発の依頼者、実際にシステムを使う利用者、業務の承認者、リリース後に運用・保守を行う担当者など、そのシステムに関わりを持つすべての関係者のことです。
合意形成に巻き込む理由
依頼者だけと要件を詰めて開発を進めると、実際に日々操作する利用者にとって使いにくい画面になったり、承認者が想定していた承認フローと異なる仕組みになったりすることがあります。要件定義の段階で主要なステークホルダーの声を反映しておくことで、リリース後の作り直しを防げます。
洗い出しの観点
「誰がデータを入力するか(利用者)」「誰が承認・確認するか(承認者)」「誰が依頼・予算判断をするか(依頼者)」「誰が日々の運用・問い合わせ対応をするか(運用者)」の4つの観点で洗い出すと、抜け漏れが減ります。1人が複数の役割を兼ねることも珍しくありません。
よくある質問
すべてのステークホルダーに個別ヒアリングが必要?
必須ではありません。規模が小さい場合は、代表者(依頼者や現場リーダーなど)に他の役割の声も含めて確認してもらう形でも進められます。ただし、利用者と承認者の視点が抜けやすいため、意識的に確認することが重要です。
ステークホルダー間で要望が対立したらどうする?
対立が起きた場合は、業務上の優先順位(誰の作業が止まると影響が大きいか)を基準に、依頼者を交えて整理するのが実務的です。要件定義の段階で判断基準を明確にしておくと、後工程での揉め事を減らせます。